今年もお世話になりました

もうすぐ大晦日ですね。アメリカにいて、日本はいいなぁと思うのはお正月どき。母はお節とお屠蘇をしっかり用意する人だったので、私はお節料理が好き。大好物は伊達巻、田作り、なます。フィラデルフィアでも最近はおせちを頼めるようになったけれど、手間もかかるし、うちではお雑煮くらいしか用意しません。

お節は無しだけれど、我が家では年末必ずお餅を作ります。最近はアジア系スーパーに行けば真空パックのお餅も売っているけれど、何せうちは量を食べるので、もち米だけ買って、たくさん作って切り餅にして冷凍しておきます。息子は磯部巻きや、お餅に納豆とお醤油をかけて。娘はきな粉餅か、フライパンにオリーブオイルや、バターを引いて、チンしたお餅をさっとフライパンで焼いて香ばしくして、そこにお醤油をかけて食べるのが大好き。これは友達のサラに教えてもらったレシピ。

子供達が小さかった頃は、学校帰りによく友達を連れて来て、一緒に磯部巻きを作りました。アメリカ人はまずお餅自体見たことがなく、餅といえば Mochi Ice Cream (雪見だいふく)のことだと思っているので、最初は食感にちょっとびっくりするけれど、食べ慣れると大好きになってくれます。でもお母さんに説明してもお餅が何かわかってくれない、と言ってましたけど。

母のようにお節は作らないけれど、子供の時は気がつかなかった父と母が築いた家族の中の小さな伝統が、アメリカの方がもう長い私の中に残っています。同じように我が家恒例のお餅作りは、うちの子供達の小さなトラディションになるのでしょうか。子供達がそれぞれの家庭を持っても、このずっと覚えてくれたらうれしいと思います。

来年はどんな一年になるのでしょうか?皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。

祥子

コメントを残す

Translate »
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。